日本書紀とは何ぞや?を解説
どうも未来の日本史博士です。
今回は日本書紀についてです。
前回、古事記について紹介、解説しましたのでそちらも参照してください。
というわけで今回は続編という形で、日本書紀について書き記していこうと思います。
日本書紀
基本データとしては、
といった感じです。
成り立ちとしては681年に天武天皇が、川島皇子、忍壁皇子に編纂を命じたのが始まりという。その後、720年になって天武天皇の子である舎人親王が完成させたそうです。
使われた資料は「帝紀」や「旧辞」(古事記の編纂に利用された)だけでなく諸家の伝承、日記、朝廷の記録、そして朝鮮や中国の歴史書なども参考にされているので、、、
渡来人が編纂に関わっていると考えられています。
内容とは
総じて30巻あります。
今後詳細について紹介しますがとりあえず
概要を。
1〜2巻 神代
3巻 神武天皇
4巻 欠史八代
そして、付録で系図が一巻あったそうです。
何故、作ったのか
古事記があるのにどうして日本書紀も作ったのかと疑問に思った人も多いでしょう。それにはちゃんと理由があります。と言う訳で解説していきます。
ご存知の通り、日本書紀が作られた飛鳥時代は中国(当時は唐)が強大な力を持っていた時代ですから、中国に自国の領土の支配を認められて国が安定していました。そして、その支配の正統性を示す上で必要だったのが正史を示すことです。と言う訳で、「日本書紀」が日本最初の正史となったんです。
ちなみに正史というのは、国家が編纂した正式な歴史書です。
その後…
遣唐使によって中国に運ばれた日本書紀に続き、正史がいくつか編纂されていきました。
一応紹介しておきます。
「六国史」
「日本後紀」「続日本後紀」「日本文徳天皇実録」「日本三代実録」
紹介できるときがあればしようと思います。