4月1日は何の日?-史上最悪の火災・明暦の大火など
改めて新しい形で再始動します。
今回からレイアウトと内容を大きく変えていきます。
どうぞよろしくお願いします。
今年度一発目は「今日は何の日」からどうぞ。
4月1日の歴史上有名な出来事を抜粋してまとめてみました。
明暦の大火
江戸時代、ひいては日本史上類を見ない火災事故となった別名「振袖火事」ともいわれる明暦3年に発生した大火事です。
当時江戸幕府は4代将軍徳川家綱と先代家光の弟・保科正之が政務を執っていました。
この火事では江戸城のほとんどが(天守閣も)焼け落ちただけでなく、江戸市街の町民が多く亡くなり、その数は数万とも十万を超えるとも言われています。
この火事をきっかけに火事に対応した都市計画がなされ、日除地や広小路が設けられました。また都市内の住宅構成が変化したりして、その名残や名前は今の東京23区内に多く見られます。
南満州鉄道株式会社設立
南満州鉄道株式会社は通称「満鉄」で知られる戦前に大きな力を持った鉄道会社です。日露戦争終結後に設立されたのち、半官半民の国策会社として鉄道運行以外にも鉱山やホテルの運営などに携わりました。
その大きさと政府に近かったこともあり、張作霖爆殺事件や満州事変といった満州で起こった関東軍の謀略にも巻き込まれ、満州国成立後も大きな力を持ち続けたものの、終戦後解体しました。
- 半官半民の巨大な国策会社
- 満州国の運営に関与
- 鉱山やホテルなども経営
沖縄戦開始
日本人なら忘れもしない45年のこの日。組織的戦闘が終結する6月末まで本土決戦に備えるために決死の抵抗が行われ、日米両軍で20万人が亡くなるなどおびただしい損害を出した戦闘です。戦後のアメリカ側の調査でも沖縄ほど激しく、また損害の多かった戦闘はほかに無かったといい、それだけ過酷なものでした。
日本においても沖縄戦ではひめゆり学徒隊などの悲劇的な最期が語り継がれていたり、いまだに土地の一部を米軍が基地利用していたりと問題は残っています。
- 民間人含め20万人が亡くなる
- 今なお米軍とも問題は残る
シンガポールがイギリスの植民地に
マレーシアなどと合わせてイギリス植民地として管轄されていました。
交通の要衝としていまだに栄えていることを考えると戦略的に重要度の高い地域だったのは間違いありません。そんなシンガポールも太平洋戦争の時に一時的に日本軍に占領され、「昭南島」と呼ばれていました。この時期には日本軍による華僑への大量虐殺があり、のちに首相リー・クアンユー氏は「許しはするが忘れはしない」と述べています。現在は経済力もあり、教育水準や技術力も高い先進国としての地位を確立しています。
- かつてはイギリス領
- 日本ともよくも悪くも関わりが深い
- 経済力も技術力も世界最高水準
イラン・イスラーム共和国建国
以外に知られていませんが、かつてのイランは親米国でした。しかし、親米の国王への不満からイスラーム革命が勃発し、ホメイニ師らイスラーム法学者による統治が行われる国に変貌しました。以来、アメリカへの反発は強く、原油禁輸措置をアメリカが行ったことにより、日本も貿易が困難になっています。