長篠の戦いに負けた武田勝頼と家臣団のその後とは?など4月3日の出来事
今年度3発目は「今日は何の日」からどうぞ。
4月3日の歴史上有名な出来事を抜粋してまとめてみました。
天目山の戦い
中学の日本史でも習う長篠の戦いで足軽鉄砲隊を操る織田信長、徳川家康に敗れた武田信玄の息子・勝頼は本拠地である甲斐(今の山梨)に撤退していました。また小田原の北条氏や越後の上杉氏との関係もうまくいっていませんでした。
しかも相次ぐ戦いや重税によって勝頼への信望も徐々に弱まり、甲斐(山梨)の天目山にてごくわずかな手勢で戦うも奮戦空しく自害しました。
なお、武田家の家臣団の残党は徳川家康が受け入れ、また家康は自分の5男であり、母が武田家とつながりのある信吉を武田姓にして名跡をつがせました。
家康の武田遺臣団はおおいに家康の天下統一に貢献しましたが、信吉は病弱であり、若くして亡くなったことで武田家は断絶してしまいました。
南北戦争:リッチモンド陥落
アメリカの歴史の中でもかなりの死者を出した南北戦争。よく「シビル・ウォー」とも言われますが、アメリカ人だけでは太平洋戦争よりも死者が多いとか。そんな南北戦争の4年目の1865年についに決着が見えます。それが南側・アメリカ連合国の首都・リッチモンドの陥落です。
日本の開国、明治維新のころ、アメリカは南北戦争の影響からあまり日本とのかかわりは少なかったですが、南北戦争終結後はアメリカの世界進出が始まり、日米の対立が始まることになります。
ヨシフ・スターリン、ソ連のトップへ
今ウクライナ情勢で世界を騒がせているプーチン。彼はソ連の秘密警察から出世した人間であり、ロシア自体もソ連の名残がはっきりと残っています。
あまり良い話題のないソ連ですが、その最盛期ともいえるスターリン独裁時代が始まったのがこの日です。
この日、スターリンはロシア革命の主導者であり、ソ連建国の立役者・レーニンの後継者として中央委員会書記長に選任されました。その後、世界中が世界恐慌に苦しむ中、5か年計画を進め、工業国として大きな力を持ちます。世界中の社会主義国、共産主義国のリーダーとしてソ連崩壊まで20世紀・冷戦期に東側のリーダーになります。
一方でスターリンは多くの側近や人民を粛清したことでも有名で、ソ連国内ではスターリンの政策の失敗により多くの餓死者が出たそうです。
そのほかにもリニアモーターカーの実験の開始日だったり、初代iPadの発売日でもあります。
また明日に期待!