今こそ知りたい過去の元号を解説!
どうも未来の日本史博士です。
4月1日の菅官房長官の会見で新元号は「令和」に決まったわけですが、
さて今回の話題は新元号にちなんで過去の有名な元号について掘り下げていこうと思います。ではどうぞ。
- 大化(たいか)
- 和銅(わどう)
- 霊亀(れいき)
- 天平(てんぴょう)
- 貞観(じょうがん)
- 保元、平治(ほうげん、へいじ)
- 治承、寿永(じしょう、じゅえい)
- 承久(じょうきゅう)
- 文永、弘安(ぶんえい、こうあん)
- 建武(けんむ)
- 観応(かんのう)
- 嘉吉(かきつ)
- 応仁(おうにん)
- 文禄、慶長(ぶんろく、けいちょう)
- 江戸時代の有名な年号
- 明治、大正、昭和、平成
大化(たいか)
日本最初の元号ですね。中大兄皇子らが大化の改新を起こしたときにつけられた元号です。詳しくは下のリンクからどうぞ。
じゃあ次行きます。
和銅(わどう)
日本最初(富本銭の方が先だった)の貨幣・和同開珎の発行の年です。
霊亀(れいき)
別に有名じゃないですよ。ただ元号がR表記になるのは霊亀以来ってだけです。
天平(てんぴょう)
聖武天皇の治世です。天平文化で有名ですよね、仏教が盛んでしたね。ちなみにこの後天平感宝、天平勝宝、天平宝字、天平神護、神護景雲と四文字の元号が続きます。
貞観(じょうがん)
中国には実に上手く成功した改革があるんですよ。それが貞観の治です。確か唐の時代だったかな?専門外なんですみませんが調べていただければ…それをそのままもらってつけた元号です。
保元、平治(ほうげん、へいじ)
いつかこのブログでも紹介するでしょう。前者は皇統の争い、後者は源平合戦ってのが概略です。時代を順番に追っているブログなのでもうしばらくお待ちください。
治承、寿永(じしょう、じゅえい)
承久(じょうきゅう)
承久の乱、それは後鳥羽上皇と鎌倉幕府が戦った戦いです。北条政子の「頼朝公の御恩は海よりも深く山よりも高い」という演説はあまりにも有名ですよね。朝廷軍が勝っていたら武家政権なんて無かったと当方は推測しています。でも時代の流れってものがありますからどの道、幕府軍が勝ったと思いますけどね。
文永、弘安(ぶんえい、こうあん)
元寇。外国の侵略は久しぶりですね。神風で助けられたという話がありましたね。とにかく勝ったんです。ヨーロッパでモンゴルに勝ち、日本でも勝ったためモンゴルの領土拡大を防ぐことができました。歴史にifはないですが、もしも負けていたら世界共通言語はモンゴル語だったかも、ですね。
建武(けんむ)
後醍醐天皇の治世の建武の新政で有名な年号ですね。天皇に関することなのでもうじきこの記事を書きます。お楽しみに。ちなみに南北朝の時代に突入していく時代の転換点だったんですが、南朝は延元に元号を変え、北朝は建武を使い続けました。その後はお互いに別々の元号を使いました。足利義満が将軍の時代、南北朝合一で元号は北朝の明徳に統一されました。
観応(かんのう)
足利尊氏とその弟・直義そして高師直の争いである観応の擾乱があった時代です。
嘉吉(かきつ)
この年号の時に足利義教が暗殺された嘉吉の変がありました。
応仁(おうにん)
戦国時代の始まりになる応仁の乱で何よりも有名ですね。
文禄、慶長(ぶんろく、けいちょう)
朝鮮出兵の本名は文禄の役、慶長の役ですね。慶長年間に大阪の陣もありましたね。戦乱の多い元号でした。その後徳川家康は元和に年号を変えて完全に徳川の時代となりました。
江戸時代の有名な年号
ダイジェスト形式で一気に紹介します。
三代・家光が農民に向けて発布した「慶安」の御触書
江戸時代代の大火事で江戸城もほとんど焼失した「明暦」の大火
五代・綱吉治世下の上方で発展した「元禄」文化
新井白石の「正徳」の治、三大改革の「享保」の改革、「寛政」の改革、「天保」の改革
十一代・家斉治世下の江戸で発展した化政文化(「文化」、「文政」)
江戸時代で有名な元号はこんな感じでしょう。
明治、大正、昭和、平成
近現代に入って一世一元の制が定められ、数は多くありません。そのため昭和が日本で(世界でも)最も長い元号でした。ちなみに明治以前の元号は祝い事、天災、そして天皇の崩御などで元号が変わっていたので元号はたくさんあったんです。例えば白い雉や亀が献上されたとかでも元号が変わっていました。(白雉、霊亀とか)
そして通算248個目の元号が令和です。次の時代が楽しみですね!