未来の日本史博士の時典

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藤原一族の野望#8 道長登場前日譚

どうも未来の日本史博士です。

今回は日本史のなかでも屈指の有名人・藤原道長が登場するまでの流れについて解説していきます。

 

摂関家の傀儡

傀儡といって初めに浮かぶ人物って誰ですか?個人的には愛新覚羅溥儀清朝最後の皇帝・満州国執政)ですかね~。ラストエンペラーと呼ばれる人物ですね。少なからず知っている人も多いと思います。

ではなく、、、今回のメインは藤原摂関家の傀儡として操られていた花山天皇です。誤解のないように一応伝えておきますが道長が娘を入内させて産んだ皇子(後一条、後朱雀、後冷泉)なども全て傀儡ですからね。その辺りお間違いの無いよう。

ではざっと花山について紹介します。

藤原氏に騙された天皇

前回の記事で藤原兼家と仲が悪くなって円融が退位、花山が即位したところまで解説しました。花山は即位したものの花山のおじいちゃんの息子・義懐らが実権を握りました。結構活発に活動していて荘園整理令を発布したり、貨幣を流通を活発化させたりと様々な政策を実行しました。

でも、女御の藤原忯子が身ごもったまま亡くなると出家したいと言い出しました。そこで兼家の次男・道兼はともに出家しようと誘い、禁裏(天皇の住まい)から外出させて出家させてしまいました。

兼通は、というと父(兼家)に出家することを伝えてくるといったきり帰ってこなかったのです。「はめられた!」って気づいたんですかね?

兼家・兼通親子からすれば孫の懐仁親王(後の一条天皇)に即位してほしかったんですよ。

西国三十三箇所霊場

ん?って感じですか?那智青岸渡寺から始まるやつですよね。奈良時代に始まったものの忘れられていたんですよ。それを復活させたのが花山法皇です。

あるお寺には10年隠棲していたようですよ。

 

次回一条天皇の即位と藤原道長の登場です。